岡崎にこんな場所が!?千万町の「ミツマタ群生地」で大自然が作り出す黄金郷を見た!

岡崎にミツマタの群生地があることをご存知ですか?

岡崎市額田地区にある千万町町(ぜまんぢょうちょう)では、
毎年3月中旬から4月中旬にかけて、
ミツマタが見頃を迎える「ミツマタ群生地」があります。

今回、黄金色に輝くというミツマタを探しに、
千万町まで出かけてみました!

(取材日:2024年3月30日)

ミツマタ群生地は山の中にあるため、
周辺には専用駐車場はありません。

駐車場は少し距離がありますが、
閉校した旧岡崎市立千万町小学校跡地である
「千万町楽校」が無料駐車場として開放されていますので、
今回そちらに車を停めさせていただきました。
(約30台分ほど駐車可)

また「千万町楽校」ではトイレも貸していただけます。

ミツマタ群生地への道中にはトイレがありませんので、
トイレはこちらで済ませてから向かいましょう。

「千万町楽校」からミツマタ群生地までは、
片道約2.1kmの道のりです。

平坦な道ではありますが、普段運動不足な身としては、
そこそこハードな道のりです。

旅を共にするのはオカザキチューブの準レギュラー まえぷー氏

山と田んぼと民家の広がる長閑な道を歩きます。

ところどころ桜も咲いていて綺麗でした。

歩いていると、良い感じの杖が落ちていました!

こういうのを見つけるのも、
ハイキングの醍醐味ですよね。

30分ほど歩いたところで、
なんと茅葺き屋根の素敵なお家を発見!

まるで昔ばなしの世界に
タイムスリップしてしまったかのよう。

岡崎にもこんな古いお家が残っているのですね。

後ろの方にも同様の茅葺屋根の家が数棟建っていて、
映画のセットさながらの世界観でした。

この辺りで大通りから細道に入っていきます。

ここから先は農道のため、車での侵入はできません。

この辺りに広がる千万町棚田は、
令和2年8月に愛知県からの申請で
初めて「指定棚田地域」に指定されたそうです。

この周辺ではシカやイノシシが出るようで、
捕獲用のワナが設置されていました。

まさにワナといった感じですね。。

棚田沿いの農道をひたすら歩いていきます。

しばらく歩くとようやく
「ミツマタ群生地」の入口の看板が出てきました!

山奥ならでは背の高い木々が幾本も並び、
自然のおいしい空気を
深呼吸して身体いっぱい吸い込みます。
(花粉症であることも忘れて…)

山中を少し歩いていくと、遂に見えてきました!

林の中、いたるところにミツマタが!

写真では非常に分かりづらいですが、
辺り一面ミツマタの黄色い花が綺麗に咲いていました。

この千万町のミツマタは、約100年前に、
山主のご先祖様である荻野清助さんという方が、
和紙の原料としてミツマタの苗を栽培したことから、
始まったそうです。

一時は忘れ去られてしまった時期もあったようですが、
山主さんによる間伐などの手入れのおかげもあり、
樹齢100年の見事な杉の美林となり、
日照を好むミツマタが再び芽吹くようになったとのこと。

心のふるさと千万町楽校の記事より引用)

ちなみにミツマタは良質な和紙の原料となるため、
1万円札など紙幣の原料としても使われているそうですよ。

今回訪れたのは3月末でしたが、
今年は例年より開花が遅いようで、
黄金郷と呼ぶには少しまばらな印象でしたが、
それでも十分見応えのある景色でした。

近くには小川も流れており、川のせせらぎを聴きながら
ミツマタを眺める森林浴に癒されました。

再び歩いて千万町楽校に戻ります。

出発時には気づきませんでしたが、
なんとここにもミツマタが!

最後に千万町楽校からのミツマタ群生地を守るための
注意事項を共有します。

ミツマタ群生地を守るためにご協力をお願いします

①ミツマタ群生地は私有林です。
ミツマタは鑑賞するだけにして、ふれないようにお願いします。

②ミツマタ群生地に行く道は農道です。
車の乗り入れはご遠慮ください。
千万町楽校からは、片道約2km徒歩で30分ほどかかります。

③ごみや空き缶などは必ず各自で持ち帰ってください。
また、山火事防止のため禁煙にご協力ください。

④ミツマタ群生地環境保全のための募金にご協力ください。

心のふるさと千万町楽校

大自然に触れられて大満足な今回のショートトリップ。

岡崎で感じられる日本の原風景を探しに、
「千万町ミツマタ群生地」へ是非行ってみてください!

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千万町ミツマタ群生地
🏠住所/〒444-3432 愛知県岡崎市千万町町
📅ミツマタの見頃/3月中旬から4月中旬
🅿️駐車場/千万町楽校駐車場に約30台分あり
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