岡崎医療刑務所で働く管理栄養士の実体験を描いた『めざせ!ムショラン三ツ星』が小池栄子主演でドラマ化!

刑務所に収容されている受刑者たちが食べている食事は、誰が作っているかご存知ですか?

なんと受刑者たち自身が、刑務所内の炊事工場(以下、炊場※すいじょう)で作っているのです!

岡崎医療刑務所で働く管理栄養士・黒栁桂子さんが、ご自身の実体験を元に描いた著書『めざせ!ムショラン三ツ星』が、なんと小池栄子さん主演でNHKにてドラマ化されることが決定しました!

画像出典:主演・小池栄子×刑務所×料理 ドラマ「ムショラン三ツ星」制作開始のお知らせ

放送は2026年5月〜で、1話45分×全5話を予定しているそうです。

ドラマ化にあたって原作から設定が変更された点もあるようですが、岡崎が舞台となった話がドラマ化するというのは嬉しいですよね!

ということで早速原作を読ませていただきましたが、めちゃくちゃ面白かったです!

まず刑務所という場所が、刑務官の監視下に置かれた娑婆とは全く違う世界であること、そしてその中で選ばれた受刑者自ら炊場で調理をしていることなど、知らないことが多すぎてカルチャーショックの連続でした。

黒栁さんの文章もウィットに富んでいて、実際に行われたであろう現場でのやりとりの様子は、受刑者と指導者ではなく、まるで子どもを嗜めている親子のようで、思わず「ふふっ」と吹き出す場面も多々ありました。

刑務所の食事と言えば、美味しくはない所謂“クサい飯”が出てくるイメージですが、黒栁さんが試行錯誤の上考えたレシピで作られた料理たちは、どれも思わず「食べてみたい!」と思えるほど美味しそう。

獄旨ドーナツ(画像出典:めざせ!ムショラン三ツ星特設サイト

空腹時に読むと、もれなくお腹が鳴る本なので、ご注意ください。

食事も行動も制限された刑務所での生活を思うと、何でも好きなものを食べられることが、なんて幸せなんだろうと感じます。

そして“食べること”、それ自体が生きる上での喜びであることを改めて実感します。

刑務所という、なかなか触れる機会のない場所での生活が、どのようなものなのかを知れると同時に、食事というものが豊かな人生を送る上で、いかに大事なものなのかを再認識させてもらえるような素晴らしい本でした。

一体この原作がどのようにドラマ化されるのかも、非常に楽しみです。

気になる人は、是非本を手に取ってみてはいかがでしょうか?

『めざせ!ムショラン三ツ星
刑務所栄養士、今日も受刑者とクサくないメシ作りたい』

定価1650円(本体1500円+税10%)

著者:黒栁桂子(くろやなぎ・けいこ)
管理栄養士(法務技官・岡崎医療刑務所勤務)。老人施設や病院勤務を経て、病気の予防に興味をもつ。出産育児を機に料理教室や講演などの食育活動をスタート。10年間開催した「男の料理教室」ではのべ1000人の高齢男性に指導。2012年、刑務所の管理栄養士採用試験では30倍の狭き門を突破し、採用される。刑務所では制限が多いながらも「ワクワクする給食」をめざし、受刑者たちの「ウマかったっス」を聞くため、彼らとともに日々研究を重ねている。

特設サイトはこちら(試し読みもできます。)

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