
岡崎市東公園動物園で長年親しまれてきたアジアゾウの「ふじ子」が、2025年7月30日(水)の午後2時20分、57歳でその生涯を終えました。

ふじ子は1982年、14歳のときに東公園にやってきて以来、43年もの長い間、岡崎の人々に愛され続けてきました。

私自身も小さい頃から何度も会いに行き、その大きな体と優しいまなざしに、いつも癒されてきた一人です。


ベルトコンベアにリンゴを乗せて、鼻で器用に受け取るふじ子の姿を覚えている方も多いのではないでしょうか。

子どもたちが歓声を上げる横で、私も夢中になって見ていたのを思い出します。
力強さの中に、どこか穏やかで愛嬌のある雰囲気があり、まさに東公園のシンボルでした。

ふじ子が亡くなった後、ゾウ舎の前には献花台が設置されているということで、本日手を合わせに行ってきました。

ゾウ舎前には花や果物がたくさん供えられていて、多くの方が足を止め、静かにふじ子を偲んでいました。

献花台設置時間は9時~16時だそうで、8月31日(日)まで設置されているそうです。
その最終日には「ありがとう ふじ子デー」と題した特別なイベントも行われる予定で、ゾウ舎の一般開放や飼育員さんのガイドなどが企画されています。

ふじ子と過ごした時間は、岡崎で育った多くの人にとってかけがえのない思い出になっているはずです。
私にとっても、ふじ子は“ただの動物”ではなく、岡崎の風景の一部であり、心を温めてくれる存在でした。

ふじ子、43年間、本当にありがとう。どうか安らかに。
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岡崎市東公園動物園
📍住所/愛知県岡崎市欠町字大山田1番地
🕒開園時間/9時〜16時30分
📅休園日/月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日以降の最初の平日)
💰料金/入場無料
🚙駐車場/あり
📸公式Instagram/@higashiparkzoo
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